男性が突然、自分の辛かった過去を女性に打ち明ける。
それは一体何を意味するのでしょうか。
彼の深層心理は何なのか、そして、あなたがするべきベスト対応は何でしょうか。
辛い過去を話す男性の心理に迫ります。
辛い過去を話す男性心理3つのパターンとは
まず最初に、男性が辛い過去を女性に打ち明ける心理を大きく3つにわけてみます。
この3つの心理は、どんな場面で辛い話を打ち明けてきたかによって変わります。
3つの場面とは…
- 女性が悩みや相談を持ち掛けたとき、男性が「昔、自分も辛いことがあった」と打ち明けるケース
- 2人の間に友情や信頼が存在し、ふとしたときに男性が辛かった話を打ち明けてくるケース
- 2人はまだ出会ったばかり。恋愛が始まるかも!という時に辛い話を打ち明けてくるケース
違う言い方をすれば、
- 女性の悩みに「共感」して辛い話を打ち明ける。
- 「信頼」して辛い話を男性から打ち明ける。
- どう発展するか未知なのに辛い話を打ち明ける。
となります。
ここからは、ケース別に分けて、辛い話を打ち明ける男性心理を見ていきましょう。
女性の悩みや相談を聞いて自分の辛かった話を打ち明けてくれた
悩み事があるとき、近くの頼れる男性に相談したとします。
男性はあなたの話を聞いてくれたり、アドバイスをくれるだけではなく
実は僕も過去に辛いことがあってね…
と打ち明けてくれる。
そんな辛い話を打ち明けてくれる理由は、いったい何でしょうか。
①女性の悩みに共感したから
男性があなたの悩みや心配事を聞いて、
自分にも同じようなことで悩んでいたときがあるな
わかる、その悩みは辛い
と心から共感したとき、あなたに自分の辛い過去を打ち明けることがあります。
彼自身も同じような悩みに立ち向かった経験がある。
あなたの今の痛みが手に取るようにわかるので、自分の過去の痛みも話してくれるのです。
あなたの存在を同志のようにも感じている心理です。
②女性を勇気づけたい
辛かった話をしてくるのは、あなたを勇気づけたいという心理です。
辛さを乗り越えた先には希望がある、辛いのはあなたひとりではないというメッセージ。
あなたの悩みや不安を一緒に受け止め、心からあなたを応援している証です。
彼はあなたなら必ずその不安や悩みを乗り越えられると信じています。
彼に勇気づけられたら、悩みが解決したときはぜひ彼に報告してください。
きっと自分のことのように喜んでくれるのではないでしょうか。
【疑問】彼はあなたに脈ありか脈なしか
彼が相談に乗ってくれながら自分の辛い話を打ち明けてくれたと言って、すぐに脈ありには直結しません。
例えば、彼があなたの上司や先輩だったとしたら、自分の辛い過去を話してまであなたを元気づける「良き上司」であり「良き先輩」です。
そこに必ずしも個人的な恋愛感情が絡んでいるとは限りません。
また、友達であっても同じです。
面倒見の良い人や、人から慕われる人は、誰かを励ますことにも長けています。
恋愛感情がなくても、あなたを励ましたのかもしれません。
とりあえず、彼が脈ありかどうかは一旦置いておきましょう。
彼が自らの辛い話をしてまで、あなたに勇気を与えようとしてくれました。
彼の真摯な姿勢に感謝し、彼の力を借りて目の前の悩みに向き合ってみる。
それが彼との関係を良いものにする一番の秘訣です。
打ち明けるように昔辛かった話をされた
あなたと彼が話をしていて、ふとしたことから、彼の過去の辛い話を聞くことになった。
まるで、打ち明けるタイミングを待っていたかのように話す彼。
辛い過去を女性に打ち明ける男性の心理には、たくさんの感情と思いが込められています。
その感情を理解するために、ここでは7つの視点からその本音を探ります。
①女性を信頼している
男性が辛い体験を思い切って打ち明けるとき、男性はあなたを深く信頼していると言えます。
多くの男性は、男性は女性より強く、女性を守るべき存在と思っています。
辛い過去の話を打ち明けるのは、男でありながら、自身の弱い部分をさらけ出すことにもなります。
それが、どれだけ難しいことか…。
彼自身が自分の弱さを認め、しかもその弱さを信頼しているあなたにに見せるという行動。
自分の辛かった話を打ち明ける男性ほど、あなたへの信頼が深いと言えるでしょう。
②自分のことを知って欲しい
男性が過去の辛い話をするとき、自分のことをもっと理解して欲しいという心理があります。
しかし、ほとんどの人は辛い話ではなく、成功体験や自慢話、武勇伝をしたくなるもの。
相手に良く思われたいという気持ちは誰にでもありますからね。
でも、あえて辛い過去を明かすのは、「良く思われたい以上に真実を知って欲しい」という気持ちです。
「知って欲しい」というよりは、弱いところも全て知って欲しいという心理です。
③アドバイスが欲しい
男性は「女性を守れるほど強くありたい」と願うものです。
しかし、あえて過去の辛い話を打ち明けてくるとき、どこかで助けを求めている可能性もあります。
あなたを人間として尊敬し、見習うところがあると本気で思えば
あなただったら、こんなときどうする?
と聞かれたりします。
特に家族関係で辛い過去がある人は、コミュニケーション上手な女性にアドバイスを求めることがあります。
④女性にも自分の話をして欲しい
彼は、あなたにも自分の話をもっとして欲しいと思っているかもしれません。
男性が自分の辛かった過去の体験談まで話すのは、今までとは違う会話の架け橋が欲しいという心理からです。
あなたにもっと自分の話をしてもらうため、まずは彼自身の経験を伝えてくる。
それも、伝えやすい良い話ではなく、言いにくいような辛い過去の経験談。
自分が打ち明けることで、あなたの心が少しでも溶けて、いろんな話をしてくれるきっかけになればと願っています。
聞いていてどこか切なく、
こんなこと私に話してくれたんだ…
と感じる体験談なら
あなたのことも話して!
という彼の本音かもしれませんよ。
CHECKあなたもきっと出会う・魂の繋がった運命の人は彼かもしれない
⑤2人の距離を縮めたい
彼が2人の関係を「何でも話せる2人」「隠し事のない2人」にしたいという心理です。
何も隠さずに、ありのままを見せ合い、辛いことやカッコ悪いこともさらけ出せる信頼関係を作りたい。
だからこそ、自分の辛かったことから知ってもらう。
本物の関係を求めているというサインです。
彼としては勇気ある一歩で、それほどあなたとの深い結びつきを望んでいる証拠です。
⑥ただ話を聞いて欲しい
本当に辛いとき、ただただ話を聞いてくれる存在を求めてしまう。
彼には、今何か辛いことが起きて、つい昔辛かったことまで思い出してしまっているのかも。
また、辛かったことを鮮明に覚えているとき、彼の胸の内は今でも重いのかもしれません。
その彼の心の奥底にある深い感情を、ただあなたに聞いてもらうだけでいい。
聞いてくれれば、それだけで楽になると感じているのかも。
【疑問】彼は脈ありか脈なしか
あなたに対して一人の人間としての信頼が厚いことは間違いないでしょう。
ただ、弱い部分を見せるのは「好きな人に対して強く男らしい部分を見せたい」という男性本能とは逆の行動。
「頼れるお姉さん」として見ている、「同性の友達に近い友情」を持っている可能性は否定出来ません。
でも、嫌いな人に自分の辛い話を打ち明けたりはしませんよね。
芸能人が苦労した時期を共にした人と結婚するように、あなたが彼をどう支えていくかで、今後の2人の関係が変わっていきそうです。
知り合って間もない関係で辛い過去の話をされた
関係が始まる前、または恋愛が始まる前。
普通なら、自分の一番良いところを見せて、相手に好きになってもらいたいと思うタイミングです。
それなのに、いきなり辛かった過去を話してくる彼。
辛い話には自分の弱さや失敗もあるのに、なぜそんな一面を見せてくるのでしょうか。
①運命を感じるほど女性に惹かれた
彼は既にあなたに強く引かれ、運命すら感じている可能性があります。
まだ信頼も深まる前から弱みを見せるという行動。
既にあなたと長い時間を共に過ごしたような感覚。
ドキドキ感以上に安心を感じている。
自分の弱さを見せても、決して嫌われない
と確信を持てるほど、2人の絆を信じている。
恋愛が始まる前から、これほどまで心を開いてくれる彼は、あなたにとっても運命の人かもしれません。
②女性の気を引きたい
実は彼、あなたと恋愛関係に発展したいと一生懸命。
少し恋の可能性は見えてきたけど、まだ両思いかと言われれば不安な状態。
彼はあえて、あなたの反応を見るために自分の辛かった過去を打ち明けます。
違った角度から自分を見てもらい、不安とドキドキが入り混じった心理であなたの反応を見ています。
あなたを引き付けたい!と思うからこその行動ですね。
③女性に同情されたい
「同情されたい」も、あなたの気を引きたいと似ています。
まだ、あなたから「頼られている」「憧れられている」という自信が持てない彼。
まずは同情してもらい、その同情が恋愛に変わってくれたらと願っています。
人間は誰でも同情したり、可愛そうという気持ちを持つもの。
彼は本能的にそのことを知っていて、つい自分の辛かった体験談を話してしまうのですね。
④男性版メンヘラ・劇場型の可能性
男性にも恋愛依存型のようなタイプがいます。
メンヘラ的、劇場型の男性の中は、自分の辛かった過去の話をして恋を盛り上げたがる。
辛かった話は、恋愛の話や家族の話が中心です。
例えば、
昔、大恋愛をしたけど、やむを得ない事情で別れた彼女がいる
その彼女は、今でも彼氏を作らず、ひとりで過ごしているらしい
など。
「家族から愛されなかった」「厳しくされた」という話も多く、徹底して同情してもらう作戦。
「辛い話」でも、失敗談や弱さではなく、自分の身に起きた不幸せなことを話す傾向にあります。
こんな男性は、悲劇で盛り上がる恋愛を好む傾向があり、不安定な恋に発展する可能性があると覚えておきましょう
【疑問】彼は脈ありか脈なしか
このタイプは、間違いなくあなたに脈ありです。
運命まで感じて辛かった話を打ち明ける男性は、本当に運命の人の可能性も…。
あなたの気を引くためにあえて辛い話をしてくる男性は、ちょっとどや顔でところがあるので観察してみて。
男性に辛い話を話されたときにとるべき対応とは
ケース別に、いろんな「辛い話を打ち明ける男性の心理」を紹介してきました。
本当に辛くて聞いて欲しくて過去の話をしてくる男性。
あなたの気を引くため、恋の駆け引きとして辛い話をしてくる男性。
深層心理は別れますが、あなたはどう対応するべきでしょうか。
①話してくれたことに感謝する
直感で、「彼の辛い話が心にスーッと入ってくる」と思ったときは、彼が勇気を出して打ち明けてくれたことに感謝をしましょう。
辛い話をしてくれて、ありがとう。
この言葉だけで、彼の心はグッと軽くなるはずです。
②とにかく話を聞く
辛い話を打ち明けた男性が、一番喜んでくれる対応は、とてもシンプル。
ただただ彼の話を聞くことです。
まずは、静かに彼の言葉を受け止めるのが大切です。
話を聞いていて、言いたいことが出てきても、それを一時的に忘れて彼の話に耳を傾けましょう。
やたらと大袈裟に相槌を打ったり、話を遮って自分の意見を挟むことも必要ありません。
彼が安心して自分の心の内を全部打ち明けられるようにしてあげることが大切です。
スマホを触りながら話を聞くなんて、絶対にNG。
彼が話をしている時間は彼のための時間です。
可能な限り彼の目を見て話を聞くことで、あなたの全てのエネルギーを彼に向けることができます。
彼の表情や言葉をひとつひとつ受け入れながら、彼の辛い気持ちを一緒に感じ、共感することです。
③あなたの直感に従う
何といっても、あなたの直感に従うのが一番です。
辛い話をされても
何だか違和感を感じるな、もしかして気を引くのが目的かな
と感じるのであれば、一歩引いて客観的に彼を観察するのもひとつ。
本当に辛い話を打ち明けてくれてるな
と感じれば、自然と「彼の力になりたい」と心から思うことでしょう。
あなたの直感に勝る判断材料はありません!
自分がこうしたい!という直感にしたがってください。
男性が辛い過去を話す心理|彼の隠されたメッセージを見つける
ここまで辛い過去を話す男性の心理について深く掘り下げてきました。
ひとつ言えることは、男性が辛い過去を打ち明けるとき、彼は間違いなくあなたを信頼しているということ。
嫌いな人に自分の過去、ましてや辛い過去を話すことはありません。
信頼の次は「あなたを助けたい」か、それとも「自分を知って欲しい」か、それとも脈ありか。
彼と接しながら、その本音を見抜いてくださいね。